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“プエブロマヒコ”テポストランに行ってきた。その1

「メキシコシティ旅ナビ」メキシコ街歩き

メキシコシティからバスでわずか1時間

“Pueblos Mágicos”(プエブロマヒコ)のTepoztlan(テポストラン)に行ってきた。その1

 

¡Hola! Domingoたなかです。

このページはメキシコシティから日帰りができて、移動にバスで1時間くらいしかかからないのに、日本人があまり知らない観光地、テポストランを紹介します。 

【この記事で分かること】

・プエブロマヒコとは何なのか?
・メキシコシティからたった1時間で行ける観光地がある。
・メキシコシティからたった1時間で自然のパワーがもらえる場所がある。
・メキシコシティのバスターミナルについて。
・テポストランという町がどんな町なのか。
・メキシコの高速バスについて。
・異国のバスに1人で乗ると、どうなるのか?

 

プエブロマヒコってなんだ?

プエブロマヒコ(Pueblos Mágicos)とは、メキシコ政府観光局が中心となり、国内から魔法のように魅惑的な自治体を毎年選出するというもの。選出基準には美しい自然、豊かな文化遺産、歴史的な重要度などがあるところ、ということのようです。

 

メキシコシティから日帰り旅行

あなたはこんなこと思ったことありませんか?

「フリープランでメキシコに来たけれど、メキシコシティじゃない場所に行きたいなぁ」とか、「前に来た時にテオティワカンのピラミッドは行ったから、他に近場でどこか行きたいなぁ」と。ですが、メキシコの国土は日本の5.5。メキシコシティから日帰りでどこかへ… と言っても正直、時間がタイトになりがちです。

例えば、

メキシコ料理発祥の地と言われ、モレソースやタラベラ焼きで有名なプエブラはメキシコシティからバスで約2時間

1800年代にシルバーラッシュで栄え、世界で8番目に美しい街、今ではプエブロマヒコの銀の街タスコはメキシコシティからバスで3時間

・メキシコきってのパワースポットと呼び声高く、ペニャ・デ・ベルナルという世界で3番目に大きい石があるケレタロはメキシコシティからバスで3時間(ベルナルまでだとプラス1時間

 

日本にいる感覚だとバスで3時間は、
もはや近場ではないw

 

「そんな長い時間、バスに乗っていられない」といあなたに今回紹介したいのが、メキシコシティから、わずか1時間行けるテポストランという町です。

 

実は世界文化遺産

 Googleで「テポストラン」と検索すると10,600しかありません(201994日現)はっきり言ってマニアックな町です。しかも、サジェストも「テポストラン 遺跡」「テポストラン 修道院」とかです。ですが、例のプエブロマヒコに選ばれていて、さらに世界文化遺産にも認定されている街なんです。

 

カワイイ街、キレイな街、テポストラン

では、なぜ聞いたこともないような街、テポストランに行ったのか?

それは今回、メキシコ旅行を決めたときに、「メキシコシティから1~2時間で行ける場所はないのか?」私自身も探していたんです。

 

すると、ある日本人女性のメキシコ旅行ブログにたどり着きました。それがこのページでも紹介させてもらうテポストランを紹介しているブログでした。それはもうキレイで、というカワイイ街並みを紹介している記事でした。

「おぉー。こんなカワイイ感じなのか。せっかくだから拝んでおこう」

ということで、行くことを決意。

 

バスを途中下車しないといけない

ですが、このテポストラン。

バスの終点ではなく、途中下車しないといけないんです。なので、バスに乗る時、運転手や近くの人に「テポストランに着いたら教えてちょうだい」と言っておくことをお勧めします。

わたしはこれまで12回、メキシコ旅行しましたが、いままで、メキシコ国内のバス移動は99%目的地が終点でした。残り1%は、途中下車。それも現場で降りる寸前まで、気が付きませんでした。バスの前に座っていたおじさんが教えてくれました。(この時、知らないでそのまま乗っていたらどうなっていたかと思うとゾッとします)

 

深刻な問題

バスに限らず、乗りものに乗ると瞬く間に眠くなる習性があるわたしにとって、「途中下車しないといけない」というのはかなり深刻な問題です。ですが、テポストラン行きのバスに乗った時、眠くなる習性が出ることはありませんでした(その理由はこの下で)

 

メキシコシティのバスターミナルについて

と、その前に注意しておいてほしいことがあります。

ガイドブックの多くが、上記のように、「メキシコシティから〇時間と」言っています。当然ながら、わたしもそれになぞらえて、そう書かせていただきました。ですが、大事なことがここに抜けているんです。それは、この時間というのは、

 

「バスに乗っている時間」

 

ということ。

 

え? 何が抜けているの?と思いましたか?これ、実は意外な盲点でして、メキシコシティから出ているバスは全部で4つのターミナルがあります。

東側(TAPO)西側、南側(Sur)、北側(Norte)ここからその方向に向けてバスが出ています。

なので、目的地に行くのは、宿から各バスターミナルに行き時間を足さないといけないんですね。もし、あなたがメキシコシティからバスで日帰りでどこかへ行こうとされるのなら多くのガイドブックに載っている目的地までの時間プラス宿からバスターミナルまでの時間を足さないといけないんです。

 

いざ、テポストランへ

テポストランまでは、まず、南側ターミナル(Sur)まで行きます。メトロ2号線(青)に乗って終点のタスケーニャ駅まで行きます。(2019年2月現在メトロは5ペソです)

メキシコシティの中心地、ソカロ駅からだと20分くらいです。(ちなみにメキシコシティのメトロは時刻表がありません)終点なので、乗り場さえ間違えなければ、乗り過ごすことはありません。

分からなかったら、改札にいる警官に聞いてみましょう。わたしの感覚だとメトロの駅にいる警官は昔から見てくれが悪いですが、いい人たちばかりです。

 

地下鉄(メトロ)については こちから

メキシコシティの地下鉄に乗ってみた!!

 

タスケーニャ駅を降りて外に出ると南側バスターミナルはすぐ目の前です。空港の駅もそうなんですが、駅と直結していないところがメキシコな感じがしていいですね。(褒め言葉)

初めて行く人は、少し怖さがあるかも知れません。なぜなら、露天街を抜けないといけないからです。露天街を通らなくても行けますが、少し、遠回りになります。

その露天街を抜けて、左側へ向かうと、ターミナルです。大きくSur と書いているので絶対に間違うことはないと思います。

中に入ると、うなぎの寝床のような長細い作りです。テポストラン行きのバスチケットは一番奥の奥、こぢんまりとしたカウンターでした。

ちゃんと“テポストラン”って書いていますね。駅から入ってきたら右側です。

分からなかった、他のバスのカウンターの人や掃除をしている人に聞いてみましょう。

PerdonQuiero ir a Tepoztlan 」(すいません。テポストランに行きたいのですが)と言えばみんなに親切なメキシコ人なので、教えてくれます。

 

 

テポストランまでの金額は135ペソ(770円)意外と安い。そばに乗り場があったので、聞いてみたら、どうやら違うみたいでした。やさしいメキシコ人のバスターミナルを掃除をしてくれていますおばちゃんにきちんと説明してもらい、さらに途中まで案内していただき、無事に乗り場へ。

 

トイレは有料 

メキシコは公衆トイレ、多いんですが、ほとんどが有料です。生理現象なので、絶対に必要不可欠なものなのに、お金を取るなんて、なかなかいい根性しています。

(なので、きれいです。汚いところもありますが)今回のメキシコ旅では高くて10ペソ、安くて3ペソでした。(この後、何回も長距離バスに乗るんですが、長距離バスのトイレはきれい、タダなので、発車前にバスのトイレに行けば小銭が浮くと気づきました)

 

さて、時間になりバスに乗り込みます。

この「Yautepec」(ヤウテペック)行きに乗って途中下車です。

メキシコは鉄道が未発達なので、その分、バス交通網はすごいです。長距離も多いので、バスのレベルによりますが、Wi-Fiが使用できたり(無料、有料)標準装備でコンセントとUSBの充電口はシートの前や下にあります。

この時、わたしのスマホの電池残量が71%で、車内で充電しようと思っていました。ですが、肝心のコンセント口が見当たらない。

窓側のところには、「コンセントあります」のシールが。どこにあるんだろうか?と探すも見つかりません。 

ご丁寧に案内シールがあります。

 

すでにわたしの隣の座っていた現地の人(メヒカーノさん:仮名)に聞いてみると、

「シートの下にあるよ」とのこと。

 

座席の下にあるコンセント

「どれどれ… あぁー!!あった。よし、これでテポストランに着くまでに充電満タンになるな」。と思い、差し込んだら、まさかの無反応。右の差し込み、左の差仕込み、両方とも無反応…(充電池を宿に忘れる凡ミスをしていたのです)なので、バス移動中はスマホを触らないようにしました(カメラと併用なので)

 

悪夢の始まり…

隣のメヒカーノさんに

「だめだ…(充電)出来ない」と告げると、

彼も残念そう。しばらくすると、

メヒカーノさんが話かけてきました。

 

「キミはどこからきたんだ?」

「何人なんだ?」

「テポストランにいくのか?」など。

 

まぁ、会話あるあるです。

 

これが悪夢?の始まりでしたw

 

その次は、なぜか急にメロンの話をしだし、

 

「日本のメロンは高いのか?」

「イチゴと比べて(メロンは)どうなんだ?」

「ブドウと比べて(メロンは)どうなんだ?」

「マンゴーと比べて(メロンは)どうなんだ?」

「スイカは安いのか?高いのか?」

「リンゴは?」「桃は?」…

 

と、なぜか比較がメロンw

 

 

そして、メロン談義もひと段落したあと、

 Facebook)はやっているか?」と。

「やっている」と答えると、

なぜか彼の家族を紹介され、

友達申請させられ、その場でFacebook

メヒカーノさんの家族とつながることに。

 

って、あんたじゃないんかーーーいw

 

その後も、電話番号を教えろ。と言われたり、

メヒカーノさんの家族と電話したり、

メッセンジャーに連絡が来たり…

(「君がメキシコにいる間にかけて来い」とか)

この辺で、あまりのゴリゴリ感に

眠くて眠くて仕方がありませんでした。

 

その話が終わったと思ったら、今度はテポストランは、ピラミッドがあるんだと言い出す始末。「えぇー、テポストランにピラミッドだなんてそんな事前情報、ないよ」。と思い、話半分で聞いておくことに。

 

そんな話を聞いていたら、車窓からテポストランが見えてきたようで、メヒカーノさんが

「ほら。ごらん。あれがテポストランだ。そして、あの奥がピラミッドだ。上から見ると景色がいいぞ~」と念押しで教えてくれました。

ピラミッドというと、エジプトのピラミッドを想像してしまいますが、車窓から見えたテポストランのピラミッドは、ただの岩山でしかありません。

奥に見えるのがピラミッド…らしい。

そして、テポストラン到着。メキシコシティの南バスターミナルを出て約1時間で着きました。が、バスターミナル…というかバス停の目の前にガソリンスタンドがあるだけ。

 

バスターミナル前のガソリンスタンド

バスターミナル… というか小屋のような感じ。

標高はそれなりに高い。

 

これは先ほどの女性のブログで確認済みなので問題なし。ここからセントロと呼ばれる街の中心部までタクシーで行くといい、というのも下調べ済み。ガソリンスタンドしかないと言っても、ここはバスターミナル。タクシーには事欠きません。

タクシーが停まっているほうに目を向けると運転手さんが、開いている窓から手を出し、「タクシー?タクシー?」と呼んでいます。断る理由がないのですが「一応」値段確認です。(メキシコでタクシーに乗る時は必須です。昔ほどボラれなくなりましたが)

 

40ペソ(約228円)」だというので、交渉する必要もなく、乗り込み、セントロまでお願いしました。走ること56分でセントロに到着。人が多く、お土産さんも並んでいます。どこの地域もメキシコのセントロはいつも賑わっています。市民の憩いの場です。

 

タクシーを降りて、街歩き開始。セントロを左に見ながら、タクシーが停まってくれた角を右に曲がり、お店を物色。すると、テポストランで有名なアイス屋さんを発見。ついてまだ3分も経っていないので、ひとまず、周りを巡ろうと思い、アイスはガマン。先をすすみます。

 

地元ではかなり有名なアイス屋さん

 

途中、惹かれる道があったので、(呼ばれる感じがします)左に曲がり、歩いてくと、住宅街になってしまいました。ホコリを被って車、やせた犬、歩きにくい石畳、道の隅に落ちているゴミ、ゴミ、ゴミ。

セントロはまた違う町の顔です。完全に住宅街。こういった感じの雰囲気もいいんですよね。

 

路駐していたタクシーのドアのイラスト。なんかカッコいい。

 

 

ですが、しばらく歩いていると感覚的に「ここの道は何か違う…」と思ったので、また思い立った筋で左に曲がり、そのまま歩いて行くと…

 

「ん?」

 

なんかちょっと開けた感じ。あれ?この道、タクシーを降りたところを曲がらないで、まっすぐ来ていたら、ここに来たんじゃないか?というような道でした。

ここで、ふと思い出したのが、バスで隣に座っていたメヒカーノさんが言っていたピラミッドのこと。目の前は緑がかった岩山しかありません。

「ほらー。ピラミッドなんかないいじゃん。やっぱりメキシコ人はいい加減な人が多いよな」なんて思っていたら、

 

あった…ピラミッドの看板がw

 

本当にピラミッドがありました。

なので、

 

「かわいい街並み見る」

 

という当初の予定がどこかにすっとんでしまい目の前にある階段を昇っていました。

なので(?)ピラミッドをあわらした看板を撮るのを忘れてしまいましたw

 

テポストランに行ってきた。その1終わり

 

あなたがもし、メキシコ旅行中、1人でバスに乗り、この記事の私のように現地の人に「メロンと比べて…」と質問攻めにあったどうしますか?

メキシコの母国語はスペイン語です。観光地なら少しは英語が通じますが、郊外ではほとんど英語は通じません。

そんな時、思うのは「スペイン語が話せれば…」ということ。スペイン語が少しでも話せて、自分の言いたい事が相手に伝われば、どんなにメキシコ旅行が楽しく、思い出深いものになるでしょう。メキシコ旅行をもっと楽しむ方法があります。→ 【立体的スペイン語学習法】 スペイン語さくっと習得プログラム

 

【免責事項】
情報は2019年1月22日現在のものです。あなたが行かれる場合、記載の情報が変わっている場合がありますのでご了承ください。記載中の情報はあくまでDomingoたなかのメキシコに対する価値観なので、現地にて何が起こっても当サイト、Domingoたなかは一切の責任は負いません。

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