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“プエブロマヒコ”テポストランに行ってきた。その2

「メキシコ旅ナビ」メキシコ街歩き

メキシコシティからバスでわずか1時間

“Pueblos Mágicos”(プエブロマヒコ)のTepoztlan(テポストラン)に行ってきた。その2

 

¡Hola! Domingoたなかです。

このページはメキシコシティから日帰りができて、移動にバスで1時間くらいしかかからないのに、日本人があまり知らない観光地、テポストランを紹介します。 

 

その1では、メキシコシティから南バスターミナル行き、そこからバスに乗ってテポストランまで行く… そして、バスの中で現地の人に話しかけられまくり、「テポストランにはピラミッドがある」と教えられ、ピラミッドを見つけた話までさせていただきました。

今回はその続き。ピラミッド編になります。

まだ「その1」をも見ていない人はこちらから http://mexicotabi.net/tepoztlan/

 

【この記事で分かること】

・テポストランのピラミッド(?)登ってみた。

・頂上に何があるのか?

・登る価値があるのか?

・テポストランの有名なアイス屋さんについて

・テポストランのセントロについて

・メキシコシティ/テポストラン往復で使ったお金

 

 

「テポストランにピラミッドがある」

ということをテポストラン行きのバスで教えてもらった私は、当初の目的を忘れ、ピラミッドを登ることに。

入口(?)までは、なだらかな登り階段になっていて、左右は出店、というかお土産屋さんが並んでいるんだけれど、平日の午後1時でも商品を並べてい店はほとんどない。

だんだん道が細くなっていくけれど、一向にピラミッドの入口は出てこない。すると…

 

あぁ。

ようやくピラミッドの入口らしき看板が。

が、そのすぐ先に目を向けると、

自然のままの姿で大きな木々が行く手をふさいでいます。

出鼻からこんな木を目の前にすると、この先、どんな道がなのか想像ができてしまう…

ガイド付きで複数人で登っている欧米人的な観光客はもちろん、カップルが多く、しかもサンダルとかできてるし。家族連れもいて、小さい赤ちゃんを抱っこしたまま登ってるお父さんとかいて驚き。

 

しかし、登っても登っても、登っても登っても先が全く見えない。登れば登るほど、岩が大きくなり、登りにくい。

犬も登る。野犬かなぁ。

途中、人工的に作られた感じで開けている場所もあり、休憩している人もいる。

それと同時に降りてくる人もそれなりにいて、「頂上までどれくらいかかる?」と聞くと、「う~ん…15分かな?」と。平坦での15分と山の15分は同じ15分でも違うからなぁ…。

 

ピラミッドと言うより岩山…

 

道があるのか、ないのか、進むしかない。

でも、すでにそれなりの時間をかけて登っているから、先に進もう。と思い、ひたすらまた登る。

攻撃するための穴?

黙々と進んでいくと、今までにないくらい道が右カーブになり、その先には…

1つの山の真ん中がパックリと割れたようになっていて、その間の階段が!! 先を行く人の大きさと比べてもその大きさが分かるかと。

パックリ割れてます。

どのくらい昔か分からないけれど、ここまで人が来て、山を切り開くにはどんな理由があるんだろうか…。てか、誰が登るんだ。権利者だとしてもここまで登るのが大変だろうしなぁ、と色々考えてしまいました。

この上に非常階段みたいな鉄製の階段があり、それを登り切ると、視界が開けて、ついに頂上~(^^)/

 

ここを超えると、ついに頂上!!

頂上には結構、人がいて、南ターミナルから同じバスに乗っていたカップルもいました。入場料(?)55ペソ(約314円)を払い、景色を眺める。

テポストラン頂上の入場券

 

頂上からの眺め!!

右を見ると祭壇があり、また一つ、高くなっていて、さらに見晴らしがよくなっています。

祭壇は昔のままかと思われる色がまだ残っていて、一応、立ち入り禁止。悪さをしないように警備員がいます。

こういったものがあるということは、何か宗教的な儀式が行われていたのかなぁ…

後で調べてみると、UFOの目撃情報があるとか、ないとか…。 この岩山ももしかしたら、ベルナル(そのうち記事、書きます)と同じ感じなのだろうか。

 

下が1,697メートルだから意外と登っていない…

 

 

登り始めが13時過ぎで頂上着が13時50分なので、そんなに時間はかかってないけれど、岩山のせいかなかなかの疲労感。(休憩はほぼなし)

一人で黙々と登ってこれくらいの時間だから、複数人で行く場合は、2時間はみておいたほうがいいかもしれません。

 

入口からみて左側に行くと、特に何があるわけではないですが、

こちらも見晴らしがいい。

ここで、ドローンを飛ばそうと思い、用意をしたのですが、いかんせん、日本で飛ばしたこともないままメキシコに持って来てしまい、準備や操作に手間取り、結局、断念…

この時、2人のアメリカ人に色々と話しかけられるも英語が全くできないので、会話が盛り上がらず、なんだか申し訳ない感じ。

しばらくボーっとして15時すぎに下山。

パックリ割れた岩山の間を頂上側からみるとこんな感じ。

降りる途中、頂上で話しかけられたアメリカ人に会い、ツレの女性に「彼は日本人なんだぜ~」みたいなことを話してくれていたが、どちらかと言うと英語よりスペイン語の方が理解できる自分にとって、会話を膨らませることができなく、語学の壁の厚さを痛感…

しかし、外国の人ってなんでこんなにもフレンドリーなんだろう。旅行という環境がそうさせているのか?いや、日本人は旅行先でもここまでフレンドリーにはなれないw それが日本国内でも。

 

むき出しの岩や大きな木の根に気をつけながら、降りてくと途中で休んでいるカップルに「ヘイ!!頂上まであとどれくらいかかる?」と聞かれたので、時計に目をやると15時15分。「頂上には15時にいたから、あと15分くらいかぁ」と教えてあげる。

さらに降りていくと、途中、足を滑らせ、思わず声を上げる。すると前にいた人が振り向き、「大丈夫かー?気を付けて」と。

あれ?

さっき頂上で少し話したもうひとりのアメリカ人(テキサスから来ているとのこと)だった。

そのまま2人で色んな話を… 通じているのかも分からないけど、なんとなく話をしながら瞬く間に下山。

 

するとテキサスの彼が「アイスを食べないか?」と手で何かを持つ仕草をして、舌を出して食べる仕草。

このテポストランでアイスと言ったら、あそこしかない。断る理由もないので、即レスでアイス屋さんへ。

テポストランでアイスと言ったら…

アイス屋さんはTepoznieves(テポスニエベ)というお店。

 

 

中はかなり「映えます」

 

メニューも豊富!!

カップかコーンかはもちろん、コーンはよくあるノーマルとチョコレートを練りこんだ2種類から選べます。

 

そんななか、私は、

マンゴー、クリーム、ヨーグルト、イチゴ、ナッツの「Primavera」という味をチョイス。コーンは25ペソ(約143円)試食もできるから遠慮なくガンガン試食しましょうw

 

値段の割になかなかのボリューム感。これだけでお腹いっぱい…誘ってくれたテキサンの彼はかわいらしいカップを注文。

二人で「うまいね~」「涼むね~」と言いながら食べていたら、テキサンが「俺はクエルナバカから来てて、これからクエルナバカに戻るんだけどキミはどうするんだ?」と聞いてきたので、「17時のバスでシティに戻るよ」と言うと、すでにアイスを食べ終えていた彼はスーッと店を出て行ってしまいました。

その後はひとりでバスの時間まで町をプラプラ。

テポストランのセントロ

セントロということもあり、食料品(市場=メルカド)やごはん屋さんがメインで、あまり観光客向けのお店はなく、地元の人たちが買い物にくるような雰囲気。私は慣れたもんなので、ガンガン、中に入っていきます。(それでもなんとなく空気は読みます)

町の周りにいるような外国人観光客は全くおらず、店の主人と常連のお客さんが話してる、「The 地元店」 という感じ。屋根があって、中は日暮れ前だからか、薄暗かったです。メキシコの生活感を感じてみたいのなら、勇気を出して入ってみるのもアリです。が、メキシコシティでも同じような感じの店はあります。(地方の市場の方が人がいないので、そこまで身の回り品に気を取らないで回れるかも)

山積みの野菜はメキシコ市場の鉄板!!

フルーツも山積み

食堂はこんな感じ

やっぱりメキシコは鶏肉。

観光地にあっても独特の雰囲気がある市場。

この模様、トウモロコシでできています!!

セントロの周りに観光客向けの店はあるけれど、どこも同じような土産品を扱っている感じで面白味はありません…。

バスターミナルにある「ようこそテポストラン」への看板

帰りも当然、バスですが、帰宅ラッシュにはまり、メキシコシティの南側バスターミナルに着いたのは18時20分で、19時過ぎにはメキシコシティに戻ってきました。帰りも地下鉄ですが、結構混んでいるので、手荷物やスマホ、カメラには十分、気を付けてください。

帰宅ラッシュの地下鉄

帰りのバスの車窓から…

バスチケット。左が帰り。右が行き。

 

テポストラン(Tepoztlan)まとめ

※オススメ度:☆☆☆☆☆ 

メキシコシティからバスで一時間程度で行けて、日本ではなかなかできない体験ができます。

※街歩き充実度:☆☆☆☆ 

町自体はそこまで大きくないので、半日もあれば町は周れます。ピラミッドに登るのであれば、時間に余裕を持って。ピラミッドに登る途中、トイレはありません。道中、2人くらい、飲み物、アイスを売っている人はいましたが、水を持って行ったほうがベター。

道は石畳なので履きなれた運動靴で。治安も日中は問題なさそう。ただ、セントロから外れると住宅街になるので、あまりウロウロしないほうがいいかも。人も歩いていないので、何かあっても自己責任で。

※感動度:☆☆☆☆☆ 

セントロからすでに見えるピラミッド(岩山)は圧巻。メキシコの田舎っぽさのよさが出ている町です。

※所要時間:

メキシコシティ(宿)から約1時間30分

南側バスターミナルからバスで1時間(帰りは渋滞でもう少しかかる場合もあり)

宿出発:10時20分

宿着:19時

※使ったお金:

・メキシコシティから南側バスターミナルまでのメトロ代:往復10ペソ(約60円)

・南側バスターミナルからテポストランまでのバス代往復:268ペソ(約1,530円)

・トイレ代:10ペソ(約60円)

・アイス:25ペソ(約150円)

・テポストランバスターミナルからセントロまでのタクシー代:往復40ペソ(約240円)

・合計:353ペソ(約2,040円)

 

【免責事項】

情報は2019122日現在のものです。あなたが行かれる場合、記載の情報が変わっている場合がありますのでご了承ください。記載中の情報はあくまでDomingoたなかのメキシコに対する価値観なので、現地にて何が起こっても当サイト、Domingoたなかは一切の責任は負いません。(為替レートは1ペソ5.72円)

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